民主主義とルサンチマン
国葬問題のきっかけ、元首相を銃撃した人物について、ある作家は「上級国民に対する下級国民のルサンチマン(怨念)」に捉われていたとし、またある友人は「とても自己中心的な人に見える」と感想を綴っているのを見かけました。
そう、現在の民主主義の世の中においても、人の奥底に無数の怨念、怒り、言葉にならない想いが沈殿しているという事実は歴史時代と大きく変わったわけではありません。
日本はマスゲーム社会だった
21世紀の今もなお、日本社会は社会矛盾を個人の内面に集中する構造を充分に脱していないということだと思います。国は企業に、企業は社員に、社員は家庭に、家庭内で最後は子どもにという基本構造です。1億人を超える社会の全員に一糸乱れぬマスゲーム【テーマ:日本】を演じることを求める、さらに悲しいのは、それを求めている人が未だ少数ではないことです。皆さんのお隣りにいるでしょ? あるいはご自身の内部で「それ」を求める葛藤をお持ちではありませんか?
ひとりから始める民主主義
だからこそ、民主主義はひとりの内面を大事にすることから始まるのだと思います。自らの中に抑え込んだあるいは隠した、憤懣や喪失の想いを言葉として救いあげ行動していかない限り、それはいつか爆発します。→
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そうではなく、私たちひとりひとりが、互いに自らの想いを口に出してみましょう。それが民主主義をつくる第一歩のはずです。
民主主義の樹を育てるために!
8月末頃の写真でしょうか、西荻での国葬反対デモに参加された杉本聡子杉並区長です。カッコいいですね! それは、個としての主張を多くの人(最多得票)が支持することで公職を託されるという民主主義の基本ルールに忠実ということ。
だから、この公開質問状の活動は、三鷹市民の代表として市政、都政、国政の公職に送った方たちに、個としての意見を表明してもらうことをねらいとしました。選挙中は現職批判、当選したら中立ということではいけない。
「立場上、意見表明はできない」なんて、実にカッコわるい回答だけは受け取りたくないなぁ、・・・そう願いつつ質問状の作業を進めております。
以上、呼びかけに代えて
(9/3 千葉)
9月23日、呼びかけ人・会員の一般募集を終了しました。
これから会員となりたい方は、当会までメール等でご連絡ください。